なんだかんだ、体に負担が大きい為積極的薬での治療が中止になり、緩和病棟へ移る事になった。

 緩和病棟は家に近い病院で、薬をやめたので味覚も髪も戻るだろうし、それはそれでよし。

 お腹のお水のコントロールと体力回復がとりあえず出来たらいいな。

 緩和病棟は快適で基本家と同じだと思って、と先生に言われた。

 担当の先生めちゃくちゃ優しい、この病棟に入るに当たり本当色んな事をしっかり聞いてくれた。看護師さんや他のサポートのひとも本当に私の話しを良く聞いてくれて、安心出来る声かけをしてくれた。

 自分の事をこんなに話してしっかりきて貰った事って、実はまりないかも、嬉しかった。

 

 治るのが当たり前の話しだけど。

 お腹が張ったり、呼吸が苦しくてよく眠れなかったり、ご飯があまり食べられなかったり。「これが続くのはやっぱり辛いなとか、いつまで続くのかなぁ」とか思ってしまう事はある。

 基本的にはなんか大丈夫って思ってるんだけど、やっぱり実際に苦しかったりすると揺らいでしまうよね。

でなんと無く心の支えにしている「サイモントン療法」のかガンと癒しのメディテーションを読みたくなって、、、元々備わっている治癒力で、弱く脆い混乱した細胞のピョンは白血球により変質、取り除かれていく。それは特別でことでは無く、体がいつもの自然な働きをした時に起こってくる。

 ああ、そうだったなぁと思ってとりあえず寝たら。

 「簡単に治るんだよ!すぐに良くなるんだよ!!」

 夢の中でそんな言葉が出てきて。

 !!

 そうか簡単に治るんだ!

?!本来の自分に戻って、体がいつも通りの働きをすれば治癒力で弱いピョン細胞は無くなって、治るのが当たり前!!それが普通。

 なんと無く治りにくかったり、治療が大変なイメージを持ってたけどそれは単なる思い込み?

 よく「ピョンが消えた!!」

 って奇跡みたいに言われるけど、それが本来は普通だって事なのでは?!!!

 って気がついて!

 逆だったんだ!

 考え方がひっくり返った瞬間。

 知識が腑に落ちた瞬間。

凄い気分が良い!!快感!!凄い体が楽!!凄い安心!!

 病気って本来の自分に気づかせてくれるものなのね。

 この気持ちよさにしばらく浸るわ。